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身の回りで感じている変化

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 学校を出てからリテールビジネスの会社をクライアントとする仕事をしている。

私自身がリテールビジネスをしたことはないが、小売、サービス、運輸などの顧客企業の経営者に自社商品の売り込み以外に様々なアドバイスをしたり情報発信をしたりしてきた。

アドバイスとか情報発信といっても、そんな大した話でなく、競合がどうのとか、あそこの店が流行っているらしい、などの話がメインで、そう言う情報を発信できるよう街のいろんな商売やサービスをチェックするようにしている。

そう言う目線で街を見ていると、客入りが悪いのになかなか潰れない店、よくわからないがいつも混んでいる店、安すぎる店などに出会う。

私は経営コンサルタントではないので、そう言った商売がなぜ続くのかさっぱり分からないし分析することもできない。

ただただ、不思議に思うだけだった。

このコロナ騒ぎでそういった店も次々と倒産するのかと思いきや、案外しぶとくやっている。

むしろ、チェーン店や1等地に立地する老舗店などが営業を終了している、ような印象だ。

世の中、新しい商売はほぼほぼ止まっているはずだが、株価だけはまあまあ好調、電車も混雑している。

実態はなにもいいことはないはずだが、世の中は回っている。

私自身、多い日は4.5件のアポイントを抱えている。

リアルで客先を回っていた時よりも忙しい。

5月6月は受注の嵐だった。7月、ひと段落というか無風状況だったが、営業リストの見直しを2週間ほどして、営業体制を見直したら、アポ数も戻したら、

8月に入り再び息を吹き返したかのように、忙しくなってきている。

多くのクライアント企業では、商売は止まっているか、低調なままだ。

回復している、など言われる企業もあるが、実際に店に行けば、素人目にも低調な状況はわかる。

コロナ前ですら、なぜ潰れないのか分からなかった商売は、コロナ中も不思議と潰れない。

コロナ前、好調に見えていた商売が、コロナに入り次々と潰れる。

コロナ前から感じていた不思議の謎は深まるばかりだ。

もちろん、大きな所では、なぜ続いているのか分からない、なぜ好調と言い張れるのか分からない、企業群の事業売却や事業停止、緊急融資などのニュースが飛び交っている。

私なりに推理を巡らすが、二重帳簿?裏稼業?地下経済?など、突拍子もないキーワードがぐるぐると行き交うだけで、決定的な答えにはたどり着いていない。

 他に感じている変化は時間の濃密さだ。

さっきも書いたが、アポイントの件数が尋常ではない。

コロナ前なら移動時間の関係もあり、1日にこなせるアポイントはせいぜい3件程度だった。

それが、最大で5件はこなせるようになっている。並行して社内会議が1.2件は入る。

移動の概念は完全に覆った。

あれだけ毎日乗っていた電車に乗らない日がある。

地下鉄に至っては乗らない週すらある。

自家用車は2週間乗らないこともざらだ。

自家用車の存在意義は以前から疑っていたが、2分数十秒おきにやってくる鉄道とそれに駆込み乗車する人の存在意義も以前から疑いの眼差しで見ていた。

ツイッターを見ていると朝の混雑は戻った、的な書き込みを見かける。

たまにアポイントでしぶしぶ移動する時に乗り込む電車は、往時の5〜7割程度の乗車に感じる。

鉄道会社の業績を見る限り、混んでいる時間帯もそれなり、他の時間帯はかなり客を落としているのではないだろうか。

今、なにが起きていて、その変化が今後なにをもたらすかはまだ分からない。

ただ言えるのは、過去20年間に起きた災害とは違う何か未知な変化の中にいるような気がする。

安泰と思っていたものがなくなり、そうでないものが今のところ、生き残っている。

ほぼいつも通り混んでいる通勤電車のトータル乗車率は昨対比で2ケタ下げている。

何かがうごめいている気がするが、その変化(結果)に驚く日が続く。

そろそろ映画のレビューでも書こうかな。