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青椒肉絲のクルマ遍歴0.6

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0.7をアップしたが、本来であれば0.6にするべきだった。

番号を後戻りさせて先の話をするわけにもいかないので、私の実家がブルーバードの後に乗ったクルマの話でもしようと思う。

以前書いたように、ブルーバードはATの不具合というか、クセが気に入らず、車検のタイミングで買い換えることになった。

次に実家へやってきたのは、チェイサー(X100系)だった。

結局、チェイサーに戻ったのだ。

私自身、このクルマを運転したのは2、3回ほどだったと思う。

といっても、このクルマが実家にいた期間が短かったわけではない。

おそらく10年以上はいたのではないだろうか。

このチェイサーの次が、プリウス(ZVW)だったので、

まあ、10年から15年ほどはチェイサーだったかと思う。

私がこのクルマに乗る機会が少なかったのは、転職で東京に出てしまい、実家に帰ることが極端に少なくなったからだ。

それでも、よく覚えているのは、母のクセがついてしまい、アクセルはちょっと踏み込んだだけでは反応がなく、そのまま踏み続けるといきなり加速することと、ブレーキは効き始めから踏み込んでいくとグイッとブレーキがかかるのだった。

相変わらず後部座席は狭かったし、荷物もさほど積めなかったが、ワインディングでも高速道路でも堂々とした走りぶりで疲れにくかった。

シートカバーは前のチェイサーで使っていたものがあり、それを流用していた。

なんとなく不格好だったが、それはそれで愛着があった。

1800ccのエンジンを目一杯回す母の運転は辟易したが、本人は、

「私は運転がうまい」

と宣っていた。

私が、運転にうまいも下手もない、レースをやっているのではないから、安全で慎重で、(危険が飛び込んでくる)かもしれないと用心するべきだ、そういうことは教習所で習ったはずだし免許センターでもビデオを見せられているのに、なんで覚えていないんだ、と言うと

「じゃあ、降りろ」

と母が言うので、

降りてもいいけど、もう家には帰らない、と私が返すと、

「だから、あんたは友達がいないんだ」

と母に言われた。

私は、おかげで不祥事や事件にも巻き込まれず、ここまで来られている、と返したら、

母が運転しながら泣き始めたことがあった。

母の運転が上達したからか、運がよかったからか、このチェイサーは事故に遭うことはなかった。

車上荒らしに遭った程度で、最後の最後まで、クルマ自体のトラブルはなかった。

ただ、最後の最後の最後とでも言おうか、どこで入れたのか知らないが、燃料不良でエンジンが壊れてしまった。

(と母は言っている)

私からすれば、あんなに荒っぽい運転で、ケチ臭い最低限の整備で十数万キロも走りとげたチェイサーは素晴らしいクルマだったと思う。

この型番でチェイサーは廃盤となり、実家のクルマは再び流転を繰り返すこととなる。

それは、また別の機会に譲る。

ja.wikipedia.org