私は基本的に旅行が好きだ。
基本的と言うよりは、原則、に近い。
原則、旅行が好きだとも言える。
原則があれば、例外がある。
例外的に嫌いなことがある。
それは、旅行を実施することだ。
旅行は好きだが、旅行に行くことはあまり好きではない。
全く矛盾するがそうなのだ。
旅行に出かけると、空港あたりについた頃にはもう後悔が始まっている。
あ〜なんで旅なんかに出たんだろう。。。
そんな感情だ。
飛行機に乗ると少しだけ、気分は落ち着くが、やはり、あ〜あ今頃家にいたらなあ〜、
と思う。
目的地に到着し、ホテルに落ちつくと、
疲れがどっと出て、とりあえず寝る。
現地で友人に会う、予定外の出会いなどあるとそれなりに楽しいのだが、
やはり、後悔はつきまとう。
この気分は帰宅しベッドに横になるまで続く。
だが、不思議なことに帰宅翌日には次の旅行先をどうするか考えている。
私の旅行好きは旅行を計画することが好きなのだ。
旅行に行くことではない。
旅行中、憂鬱な気分をすることもわかっているのだが、
やはりついつい出かけてしまう。
なら、計画だけすれば良さそうな物だが、懲りずにまた旅行に出かける。
そう、計画は計画でも実行の伴う計画でなければ燃えないのだ。
これが、旅行好きである私の旅行の楽しみ方だ。