出張を旅行と勘違い、転化してしまうのはいつ頃からなのだろうか。
私の場合も一時は、いかに効率的に移動するかを真剣に考えて旅行(失礼)、出張の計画を立てたものだ。
殺伐とした出張風景にも徐々に慣れてきた頃、マイレージカードのステータスもずんずん上がってくると、空港へ行くことが楽しみになる、そして、そうこうしているうちに、機内で見知らぬ乗務員から「本日もご搭乗ありがとうございます」と声をかけられるようになる。
そうなる頃には、出張が旅行になってくる。
ステータスを毎年維持することに執着し始めたりしたら、完全に旅行者だ。
私の場合は、JGCとSFCを確保してから出張族を引退することにした。
一時は、亜音速の貴公子などと言っていたが、
身体が本当にきつくなってきた。
週に3回も4回も亜音速で飛行機に乗ったり、
場所こそ違えども間口が同じ部屋に住んだりしているうちに
疲れが背中と腰に来てしまった。
最近は出張が入っても、なるべく日帰りにするようにしている。
どんなに遅くなっても、帰宅した方が体力的には楽だからだ。
出張は出張、旅行は旅行。