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外食の楽しみ愉しみ。

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子供時代、美味しい食事というものは外食でないと食べられないと思っていた。

大学に入学し、実家を出て自炊するようになると、

外食でなくてもそこそこ美味しい食事が食べられるようになった。

味噌汁などは研究を重ねどんどん美味しくなった。

料理本は特に買わなかった。

当時はまだインターネットなどなく、新聞や小説に出てくる料理を片端から試した。

なかには失敗作もある。

ある落語家のエッセイで

しょう油うどん」というものがあった。

酒の肴がないということで、生うどん(茹でていない)をしょう油につけて食べるというものだった。

その落語家同様、夜中に日本酒片手にしょう油うどんを楽しもうとしたが、日本酒がない。

仕方がないので当時流行っていた500円ワイン片手に、しょう油うどんに挑戦した。

うどんの不快なもちもちとしょう油の尖った感じがなんとも合わなかった。

これは不味くて、夜中にワインをすすりながら半泣きになった。

学生時代の一人暮らしは一時中断となったが、その後、就職し再び一人暮らしを始めるようになった。

私のメインは日経新聞土曜版のベターホーム協会の料理教室だった。

気に入った料理があると切り抜きしクリアファイルに綴じ込んでいく。

週末、土曜の午後などは早めに料理を作りつつ発泡酒などをチビリチビリやる。

それが楽しかった。

そんな生活なので、

子供時代の外食の楽しみはすっかり忘れてかけていた、

銀座の会社に勤務していた頃、上司達が仕事終わりにあちこち連れ歩いてくれた。

粋な振る舞い方、奢り方など仕事以外にも、多くのことを教わった。

その学びのなかでも最も貴重だったのは外食の愉しみだった。

さて、今日はどこで食事を愉しもうか。