ホリデーインをあとにして、香林坊へ向かった。
待ち合わせは11時にポールボキューズ前、ということになっていた。
近江市場からまっすぐポールボキューズへ行くと時間が余ってしまうし、朝食を今からとるとランチ時間になってしまうし、どこかスタバかドトールで時間を潰せないか、目覚めのコーヒーは飲めないか、と考えた。
近江市場から香林坊へ歩き始めた。
雨で寒い。
だが、適当なカフェがない。
結局、香林坊のデパートまで歩いてしまった。
ドーナツビルでコーヒーだけ、というのも寂しいと思い始めていたときに東急プラザの1階にスタバを見つけた。
まあまあ、座れそうだったのでここでモーニングコーヒーを楽しむこととした。
ドーナツビルが見える席で交差点を行き交うクルマを眺めていた。
数メートルの雪が一挙に積もるような豪雪ではないが、この街は融雪設備が設置されるほどで、雪が積もる。
A県などへ行くと、時々、融雪剤で真っ赤になったクルマを見かけるがこの街のクルマたちはそれなりに低年式で綺麗だった。
そんなことを意識するでなくしないでなくぼーっとしていた。
そろそろ良い頃合いになってきたので、トイレに寄ってからポールボキューズへ向かうことにした。
東急のビルはさほど混んではいなかった。
トイレを求めて地下の書店フロアへ降りた。
ホールで中古レコード・CDの出店が出ていた。
バッハのCDがあればと思い、物色したが、残念ながらクラシックは少なめだった。
ふと、トイレへ行きたいことを思い出し、書店フロアのトイレをチェックしたが先客がいた。
一つ上の東急ハンズフロアへ移動し、用を済ました。
ドーナツビルの通りに出ればまっすぐ県政迎賓館へ出ることもできるが、昨夜歩いた街を逆行きに行くことにした。
雨は降り続いていたが小雨になっていた。
昨夜のハイボールバーを見つつ、21世紀美術館の横を通り、県政迎賓館に出た。
昨夜見たガラス張りの反対側だった。
重厚な作りのエントランスは惚れ惚れするようなシンメトリーでしばらく立ち尽くし、数カット写真を撮った。
待ち合わせのポールボキューズは11時オープンだ。
10分ほど前に到着し、T氏やH氏の到着を待つことにした。
https://www.hiramatsurestaurant.jp/paulbocuse-cafe/
メニューは一瞥したが、まあ、T氏と同じものにしようと決めた。
(つづく、のさ)