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コンビニ問題について考える。

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コンビニの24時間営業が問題になっている。

人手不足で夜間の店舗業務をオーナーが自らやっているという問題だ。

ニュースなどの街頭インタビューで、

夜間はそんなに営業しなくてもいいのではないか、

開ける店、閉めておく店を分けてもいいのではないか。

など聞かれる。

従来のドミナント出店手法だと、物流の効率性などでなかなか難しい面もあろうかと思うが、

ITがこれほど進んでいる時代なので、

やろうと思えばできるのだろう。

しかし、問題は24時間営業をやめても業績に影響は出ないのか、

ユーザーは本当に受け入れられるのか、

この辺が問題になりそうな気がする。

まず、売上だが、

夜間(特に夜中)なんて日中に比べれば、たかが知れているのではないか。

立地などの要因にも寄ろうが、学生の飲み会やトラックドライバーの休憩などしか、基本的にはニーズはないだろう。

しかし、これは夜間だけの売上の話だ。

個人に置き換えても、2時や3時にコンビニに行くことなんてメッタにない。

じゃあ、深夜営業はやめてもいいのか、といえばそうはならないと思う。

深夜営業をやめれば、確実に昼間も来店は減ると考えられるからだ。

コンビニエンスストアとか、その名の通り、便利(コンビニエンス)な店(ストア)だ。

いつでも開いている、近くにある、というのがウリだ。

夜中も開いていますというのは、便利です、ということを宣伝する要因であり、

この時間帯で稼ぐというものではない。(と、個人的には考えている)

なので、昨今のコンビニ各社が実証実験として夜間閉店を一部の店で実施しているのは茶番にしか見えない。

そもそも、すぐ売上に影響するようなインパクトは深夜営業にはないからだ。

これは、販促のようなもので、

いつでも開いている、という安心感が(普通の時間の)来店を促しているのだ。

深夜営業が大変というオーナーの悲痛な声がニュースで流れるが、

それ以前に、営業時間や売価(値引き販売)を変更したら即刻契約解除できるような、

FC契約の方がよっぽど問題だと思う。

なんの事情かそこにはフォーカスが当たらない。

結局、経産省が主導し働き方改革の名のもと、

コンビニ各社が協調(横並びともいう)し、営業時間の見直しを行うようだ。

コンビニ問題は本当に問題だ。