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ラウンジのタダメシで文句を言う筋合いはない。

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ラウンジの食事で、時々、寿司職人が嫌そうに寿司を握っているとか、

カレーが不味いだの、唐揚げがアレだの論調を見かけるけど、

そう言うのは、ネタで楽しんでも本気で怒ってはいけないと思う。

東に嫌そうな寿司職人がいると聞けば出かけるし、

南に、やる気のない受付嬢がいると聞けば出かけるが、

怒りは覚えない。

「あ、本当に嫌そう」

「え、ほんと、仕事してない」

と「感激」するのみだ。

嫌そうな寿司は美味しくない、でも美味しくないことも思い出なのだし、

苦労して手に入れたステータスで入場している気持ちはわかるが

所詮はタダ飯だ。

なので、なるべく楽しむようにしている。

僕が好きなのは、

変な巻き寿司のクスリみたいな味だ。

これがあると、国際線に乗った乗ると言う気分になる。

たくあんの色素がシャリに染み出しているものなら小躍りしたくなる。

ラウンジは提供物、人間模様を楽しむためにある。