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イングランド・ルール(その5 渡り鳥百景)

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チェックインを済ませたたぬさんと私は、JALさくらラウンジでそれぞれの飲みものを楽しんだ。

私はテーブルで財布を国内用から海外用に切り替えた。

国内だと、薄い財布1つだが、海外では札入れと小銭入れの二つを用意する。

なるべくキャッシュレスにしているのだが、どうしても小銭がたまりがちになるので、小銭入れを用意している。

今回はロンドンなので、私もたぬさんもコンタクトレス対応のカードを用意した。

前回はコンタクトレス対応カードがなく、地下鉄でもパブでも不便な思いをした。

国内用の財布とパスケースを先ほど海外用財布を取り出したジップロックに入れ、カバンの奥底へ収納した。

そんなこんなで時刻は7時20分少し前になった。

そろそろあの店が開く時間だ。

私はたぬさんに、

「坦々麺はどうする?」

と聞いた。

「どうしても行きたいなら付き合う」

とたぬさんが答えたので、「じゃあ、ここ(サクラ)にいよう」ということもできたが、旅の序盤で揉めるのも嫌だったし、アップグレードが取れなかったことをなんとなく忘れかけているので、大人しく、

「じゃあ、キャセイラウンジへ行こう」

と返した。

私が好きなキャセイラウンジは羽田の隅っこになり、さくらラウンジからだと、数百メートルの距離になる。

私たちが乗るBA08便はさらにそこから数百メートル先の搭乗口なので、いわば通り道ではあり、ここでたぬきがぐずる要素はなかった。

私たちはさくらラウンジを後にした。

数分歩いてキャセイラウンジがある建屋の入り口に到着した。

すると、上りエスカレーターで係員の人が謝っている。

上りエスカレータが故障していたのだ。

「た、た、たぬ〜?」

たぬさんの声が聞こえた。

エレベーターは無遠慮な持ち込み荷物を満載したおじさんで列になっている。

なんとかエレベータに乗ったがこちらの建屋にあるさくらラウンジが少し気になって途下車した、つもりだった。

しかし、間違えてANAラウンジがある4階で降りてしまった。

仕方がなく、壊れているエスカレータを上から眺めながら、6階へ向かうことにした。

5階のJALラウンジ前では朝からおじさんが係員(制服ではない女性)になにか詰め寄っていた。

おじさんが朝から血気盛んになにかを詰め寄っている姿を見て、JALラウンジへ入る意欲は失せてしまった。

6階へ進み、私が「いつもの店」と呼んでいるキャセイラウンへ入場することにした。