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イングランド・ルール(その2羽田機場十字路口的問題)

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私たちを乗せたジャパンタクシーはWATAMI前を通過した。

首都高下の信号でちょっとだけ停滞したが、順調に宅急便基地を通過し、穴守稲荷を超え、天空橋の元ロータリーだった交差点も通過した。

左手に飛行機が見えてきた、あと1回左折と右折をすれば羽田空港国際線ターミナルだ。

ところが、だ。

国際線ターミナルに入る右折路で渋滞が発生しているのだ。

いままでなら1回待ちくらいで入れたのだが。

もうターミナルは見えているのに、なかなか進まない。

信号は私たちを嘲笑うように、目まぐるしく変わる。

時間だけが刻々と過ぎていく。

今回は3回目で右折となった。

右折しようとしたその時だ、聴き慣れたコールサイン

「JOBK」がラジオから聞こえたのだ。

 

「JOBK」といえばNHK第一大阪のコールサインだ。

自宅からの移動中、NHKなのになぜか感度が悪い、やたら関西の天気を推してくることが気になっていたのだが、私たちはずーっと関西のラジオを聴きながら移動していたのだ。

なぜ、東京の大田区で関西のラジオが受信できたかは謎だが、実際にそうだった。

ドライバーさんに、今聴いているラジオは大阪放送局の波だ、と伝えたが、彼は信号待ちのイライラが醒めない様子で心ここにあらずだった。

空港の車寄せはここが日本有数の国際空港とは言われなければ気付かないほどに、先ほどの交差点同様、粗末で狭い。

いつも、客待ちのバン、白タクがタムロしている。

特に白タクは行儀が悪く、いつも入り口付近の停車スペースを塞いでいる。

時間帯によっては二重停車になり危ない。

そもそも、出発と到着が同じ場所で乗り降りというのは首都空港としてはなんとも具合が悪い。この構成で降り場と乗り場があるのは茨城空港ターミナルくらいだろう。

しかしこの日はあれだけ信号待ちしたのに、送り車が多かったのか、停車スペースは比較的空いていた。

私の心配は杞憂に終わり、クルマはエスカレータ側の入り口近くに停まった。

私たちはジャパンタクシーの浅いトランクから各々のスーツケースを取り出し、ドライバーさんにお礼を言ってターミナルの建物に入っていった。

エスカレーター乗り口のところでスマホを見てまごついている不慣れなスーツケースを軽く足蹴にし、チェックインカウンターがある3階へと進んだ。

スマホで行先を調べるのではなく、顔を前に見据えて、目に入る標識を見た方が安全に進めると思うのだが。

こういう手合いに限って導線の狭まるところで立ち止まったりしているし、見ていると、荷物が重いのか、もしくはトロリーを使い慣れていないのか、段差や点字ブロックでエンストしていたりする。

まあ、それも羽田・成田での出発風景としつつ、エスカレーターは一路3階を目指す。

ブリティッシュエアウェイズのチェックインカウンターはとてつもなく隅っこだ、トコトコと進もう。