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好きな食べ物のはなし

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食べ物について、好き嫌いは少ない方だと思う。

嫌いな食べ物が少ない代わりに好きな食べ物も少ない気がする。

基本的にはなんでも美味しく食べる。

そもそも、あまり不味い食べ物のあるところには出かけないようにしている。

そんな中で、好きな食べ物の一つがチーズケーキだ。

子供の時からチーズケーキと名のつくものはなんでも食べる。

家族も私がチーズケーキ好きなことを知っているので、チーズケーキを買ってきてくれる。

でも、チーズケーキが好きでチーズケーキについてウンチクを語れるかというと、そんなことはない。

単に「好き」なのだ。

では、なぜ好きなのか。

今日、チーズケーキを食べていてふと思い出した。

それは、今を遡ること数十年前、私がまだ子供だった頃のことだ。

私の父や母は子供たちのために、ケーキを買ってきてくれることがあった。

私は一人っ子ではなかった。

いわゆる長子だったが、ケーキを選べるのは末っ子からと決まっていた。

下の子が、イチゴのショートやモンブランなどを取って、残ったのがチーズケーキだった。

当時、チーズケーキといえば、スフレかベイクドで上には何も乗っておらず、茶色い上部とカスタード色の側面のみのものだった。

私はいつも、最後にその飾りっ気のないチーズケーキを取っていた。

なんの事情からかは忘れたが、時々、私からケーキが選べる機会がめぐってくることがあった。

そんな時も、チーズケーキを選んだ。

最初はイチゴのショートなどを取るのだが、年少の兄弟が泣き出し、チーズケーキのくせに、など難癖をつけてきて、結局、「お兄ちゃんなんだから」という理不尽な仲裁で最初に選んだケーキを譲ることになり不愉快な思いをした。

この「お兄ちゃんなんだから」は私が高校の「現代社会」で相続を学ぶまで続く。

そんなことで子供時代、私が好きなケーキといえばチーズケーキということになった。

私は自身のプロフィールにチーズケーキ好きとかチーズケーキアピールなどしたことはないが、家族は私がチーズケーキ好きだと思っているし、私も今さら他のケーキが食べたいと抗弁し、またその結果、食べ慣れないケーキが美味しくなかったら嫌なので、チーズケーキ好きは撤回していない。

もう数十年、ショートケーキといえばチーズケーキを食べ続けているので、見た目でなんとなく味は予想できるし、この歳で冒険しても仕方ないと考えている。

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