香港の地下鉄駅には時刻表の掲出がない。
始発と最終は決まっているが、
それ以外は電光掲示板に表示される次の電車まであと何分、の表示のみが頼りだ。
日本メーカーのものは見たことがない。(実際には走っているかもだが)
この香港の地下鉄、路線拡大を続けている。
ここ数年は訪問の度に新線が開通している感じだ。
新線では自動運転も始まっている。
日本でも新交通(タイヤで走るやつ)は無人運転があるが、
鉄道(線路を走るやつ)では無人運転はない。
香港の地下鉄は運行システムを海外に輸出しているそうだ。
ハード(車両や線路)ではなく、ソフト(信号など運行管理)だと、
一度導入してしまうと、なかなか切り替えは難しいだろう。
したたかとうか賢いというか・・・。
まあ、時刻表がないのだから遅れもないので、
「遅れまして申し訳ありません」
的な話はないのだ。
日本でも、
「概ね時刻通りに運行」
という、遅れていないんだか、ちょっとは遅れているんだか、基準が曖昧なことを言わず、
山手線や銀座線あたりなら、時刻表なくしても不都合はないと思うのだけれど。
いずれにせよ、乗客へのストレスを最小限にする香港の地下鉄は優秀。